地球環境のために日頃からできるエコ活動4つ

悲しい事実ではありますが、私たち人類は長い歴史にわたり、地球を大切に管理してきませんでした。しかし今、そしてこれからは変えていくべきです。子どもたちや未来の世代のためにも、地球環境を守るべく、より良い生活習慣を送れるよう積極的に努力しなければなりません。

実際のところ、環境に配慮することは、なんら難しいことでも、高価なことでも、不便なことでもありません。自宅でも職場でも、誰もが楽しくエコ活動に取り組めるでしょう。自分だけが行動を変えたって、個人レベルの小さな努力は些細なことに思えるかもしれませんが、もし地球上にいるすべての人が同じような行動へとほんの少し変えるだけで、世界がどれだけキレイになるかを考えてみてください。

  1. 消費量を減らす

消費量を減らすことで、環境にポジティブな影響を与えることができます。3つの「R」、すなわち「Reduce」「Reuse」「Recycle」には多くの注目が集まっていますが、最も重要なのにここで見落とされている「R」、すなわち「Refuse(断る)」をもっと実践すれば、地球はさらなる恩恵を受けます。

断るときは「要りません」と強く言わなければなりませんが、それは必ずしも簡単なことではないでしょう。しかし、例えば、イベントの景品、安売りされている商品、話題の子ども用おもちゃ、生活を便利にする最新機器などを渡される場面があるかと思いますが、いずれのアイテムもなくても生きていけるもの、つまり必要ないものばかりですよね。こうしたガラクタは、ほとんどの場合、ゴミ箱か押し入れの奥に入れられてしまいます。

  1. コンポスト化(堆肥化)する

これはまだあまり注目を浴びていませんが、環境に大きな影響を与えるもうひとつの 「R」、すなわち「Rot(土に還す)」です。家庭で出た生ゴミや庭のゴミをゴミ捨てに出すのではなく、土の中で有機的に腐敗させるという行いです。言い換えれば、コンポスト化(堆肥化)するということです。

生ゴミや庭のゴミを堆肥化することで、大量のゴミが埋立地へいくのを防げるうえ、無料かつ豊かな土が庭に還元される、という2つのメリットがあるのです。現在、一部の都市では、通常のゴミやリサイクルの収集に加え、有機ゴミの収集も行っているようです。お住まいの自治体が行っていなくても、自分の家の庭に堆肥を撒けばいいので、ご心配なく!

  1. 使い捨てではなく、再利用できるものを選ぶ

このご時世において、いまだに使い捨てのカップやボトルで飲んでいる人、プラスチックのストローをすすっている人、使い捨てのプラスチック袋を使っている人、使い捨ての皿や容器で食事をしている人、使い捨ての調理器具を使っている人はいませんか?使い捨てのプラスチック製品は、地球上にある土地や海、海洋生物に破壊的な影響を与えてしまいます。

上記で挙げた製品には、プラスチックよりも環境にずっと優しい代替品が続々と登場しています(上記の他にも色々あります)。ですので、プラスチックを頻繁に使用するのではなく、再利用可能なものにできるだけ切り替えていくようにしましょう。そうすることで、ゴミの山が減り、環境保護にもつながります。

  1. きちんとリサイクルする

断るのもできない、堆肥化もできない、消費量を減らせない、アップサイクルやリユースができない…。そんな人は、究極の「R」であるリサイクルに頼るしかないでしょう。まずは、家庭用リサイクルコンテナで処分できるものとできないものについて、自ら情報を得るようにしてください。この際、お住まいの自治体に持ち込み場所をきちんと確認するようにしましょう。もしも間違ったものをリサイクル容器に入れると、中に入っているものすべてが拒否され、結果的に普通のゴミ箱に行くことになるかもしれませんからね。また、電子機器やバッテリー、家電製品など、あらゆる製品をどうすればリサイクルできるのか学んでみるのもよいでしょう。